その1~その3は、ざざっと調べただけなので、漏れているものもたくさんあるかと思います。関心のある方は、検索キーワードを入れてみていただければと思います。
で、調べてみた感想です。
(1)新書、文庫がけっこう電子化されている。
心理学者が執筆されている新書、文庫はそこそこありますが、それらは電子書籍になっているものもわりとあるようでした。1000円以下の書籍が、電子書籍だとさらに安くなっているので、研究者や学生でなくともそうした書籍は手に取りやすいのかなと思います。
(2)脳神経科学関連の書籍は電子書籍化されているものが多いかも。
これも、幅広い読者層に向けて書かれている場合が多いので、電子書籍になりやすい(ついでにいうと、紙書籍の刊行点数も多い)のだろうと思います。
(3)数千円の専門書、テキストも電子化されているものがあるが、出版社が限られている。
専門書、テキストについては、2000円や3000円もするものも電子書籍になっているものがありました。ただ、出版社が限られているし、まだ少ない印象です。また、これらは販売されている電子書店か限定されている場合がけっこうありました。創元社さんがかなりの点数を出されていました。
(4)どの電子書店でも配信されているわけでもない。
最大手はA社だと思いますが、A社に出していないものもけっこうあるようでした。どうやってそれらを見つけられるか、というのは過大なんだろうと思います。
(5)フィックス(固定)、リフローと両方ある。
意外と、フィックス(固定)のものもあり、それらは教科書や専門書でも刊行されていました。新書などはリフローですね。ただのフィックスだと、自炊と同じなわけですが、手間とか「重さ」とかからニーズがあるのかな。
(6)でもまだ少ない。
ほとんどの書籍は紙書籍でしか刊行されていませんね。浸透する(のかな?)にはまだしばらく時間がかかりそうです。
また、いつかやる、かも。