2013年3月刊行の気になった本

2013年3月刊行の気になった本を紹介します。

長崎勤・森正樹・高橋千枝編『社会性発達支援のユニバーサルデザイン』金子書房
「ユニバーサル・デザイン」とあるのですが,特に工学的なデザインの話というわけではなく,地域や学校の環境をどうつくっていくか,ということを発達の視点も入れながら,幅広く扱っているようです。

日本パーソナリティ心理学会企画,二宮克美・浮谷秀一・堀毛一也・安藤寿康・藤田主一・小塩真司・渡邊芳之編『パーソナリティ心理学ハンドブック』福村出版
上製箱入りの大きな本ですが,学会が(たぶん)総力を結集して制作したハンドブックですので,パーソナリティに関心のある大学院生や研究者の方にとっては必須の文献となるのでしょう。

ジョージ・A・ボナーノ著/高橋祥友監訳『リジリエンス――喪失と悲嘆についての新たな視点』金剛出版
逆境や悲嘆の中での打たれ強さを表す「リジリエンス」は注目されているようです。

日本発達心理学会編/田島信元・南徹弘責任編集『発達心理学と隣接領域の理論・方法論』発達科学ハンドブック1,新曜社
当初予定の6冊は刊行になったようですが,2011年の震災を受けて,第7巻『災害・危機と人間』が進行しているそうです。

カテゴリー: 心理学の話, 本の話 パーマリンク

2013年3月刊行の気になった本 への1件のフィードバック

コメントは停止中です。